今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。

今日のトピックは「発達障害習い事スポーツが有効な理由」についてです。

発達障害を抱えた子供に、習い事をさせようか迷っている保護者の人は多くいます。

  • 周囲に迷惑をかけないか
  • 怪我をしないだろうか
  • 向いているだろうか

色々不安になりますよね。

発達障害を抱えた子供に習い事をさせることは成長を促進させる効果があると言われています。では、どのようなスポーツが良いのでしょうか。

この記事では、スポーツの習い事による効果、その種類について解説していきます。

スポーツは脳の成長を促進させる

発達障害の影響により、定型発達に比べて成長に極端な差が生まれてしまいます。この為、周囲の子供が「できて当然」のことができない場面もあるのです。

この発達障害の原因は、先天性の脳機能障害と言われていますが、根本的な治療方法は見つかっていないのが現状です。

そこで、障害を抱えた子供に対する療育の一環として、様々な遊びによる運動から沢山の刺激を受けることで、脳の成長を促進させるという方法があります。

発達障害を抱えた子供は、脳の成長が曖昧な為、楽しみつつ脳の成長を促すスポーツを習わせることは効果的です。

しかし、スポーツと言っても種類は沢山あります。発達障害を抱えた子供にとって、スポーツに向き不向きはあるのでしょうか。

習い事におすすめのスポーツ

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浩二
ここでは、発達障害の子供に適していると言われるスポーツについて解説していきます。

発達障害の影響により、団体行動が苦手な子供は多くいます。また、定型発達の子供と比較されてしまうなどから精神的ストレスも感じやすい為、少人数やひとりで取り組めるスポーツがおすすめです。

ですが、発達障害を抱えた子供達で学ぶサッカー教室があるなど、現在では幅広いスポーツが選ばれています。

ポイントとなるのは、発達障害を抱えている子供を受け入れてくれる、周囲や生徒の配慮が望める教室を選ぶことです。

水泳

水泳は他人と競技するスポーツではあるものの、個人競技です。ひとりで取り組めるスポーツの為、周囲のペースに流されることなく、自分のペースで行えるメリットがあります。

また、水の抵抗を受けることから全身の運動にも繋がるので、脳の成長を促すことにも適していると言えるでしょう。

発達障害を抱えた子供に適していることから、受け入れてくれる教室は多くありますが、全ての水泳スクールが対応してくれるとは限りません。

事前に確認しておきましょう。

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静江
また、「水泳」をトピックスにした記事があります。良かったら併せてご覧下さい。

陸上競技・体操

陸上競技や体操などもひとりで取り組めるスポーツです。また、スポーツクライミングなどの競技も、東京オリンピック種目になることから注目を集めています。

体の基礎体力増加や、体幹のトレーニングとしても効果的です。

しかし、発達障害を抱えた子供の中には、協調性運動が苦手な子供も少なくありません。子供がどの競技に向いているのかを見極めた上で、取り組むことをおすすめします。

協調性運動とは

一連の動きに対し、複数の動作が必要となる運動をさし、縄跳びで例えられることが多くあります。

・縄を振る動作
・飛ぶタイミングを図る、リズムを取る
・ジャンプする動作

協調性運動が苦手な子供は、複数の動作を同時に行うことが難しいのです。

トランポリン

意外にも、トランポリンは発達障害を抱えた子供と「相性が良い」ことがわかっています。

発達障害を抱えた子供の中には、ジッとしていられない、常に落ち着きがない子供も少なくありません。それとは逆に、上で触れたような運動が苦手な子供も多くいます。

その子供達に、ピョンピョン飛び跳ねるトランポリンが効果的です。

不安定な場所でジャンプ〜着地を繰り返すことから体幹のトレーニングにもなりますし、協調性運動のトレーニングにも繋がります。

さらには、ピョンピョンと飛び跳ねることからセロトニンの分泌が促進されます。このセロトニンはストレスに対して効果が期待できる神経物質で、精神を安定させることに繋がるのです。

習い事をさせる前に

発達障害の症状は、抱えている障害や症状の重さ、併存している障害など様々です。複数人が同じ障害を抱えていたとしても、全く対応が同じとは限りません。

さらに、感覚過敏など併存している子供は少なくないのです。

感覚過敏とは?

視覚や聴覚など人間にある五感に、「生活に支障が生じるほど、極端に不快感を受ける感覚」がある状態を言います。

例えば部屋の照明が眩し過ぎて目が開けられない、周囲の物音に「痛い」と感じるほど煩く感じてしまうなどです。

習い事をさせる前に、子供にとって「苦手」となる部分があるのかを確認しましょう。そして、教室で習わせる際は「体験入部」で子供の様子を観察して、苦手なモノが無いと分かった上で、教室に通うことをおすすめします。

まとめ

発達障害児の習い事にスポーツが有効であることを説明させていただきました。
スポーツは、習い事で習得した技術や戦術を、子どもが親に披露するなどのコミュニケーションを増やすきっかけにもなります。

習っているスポーツを、親子で遊ぶときに取り入れるのも、子どもの自信につながります。
運動する機会が減少している子どもたちに、もっと体を動かす機会を設けてみてはいかがでしょうか。