今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「放課後等デイサービス療育内容」についてです。

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静江
放課後デイサービスは、事業所によってかなり療育の特徴に差があることをご存知でしょうか。学習特化型・運動特化型・総合型に分類されますが、細かく言えばもっと差があります。


これから、放課後デイサービスを検討する方も、すでに利用されている方も、この記事を読めば、お子様にあった療育が受けられる放課後デイサービスに出会える可能性があります。

それでは、放課後デイサービスの療育内容についてみていきましょう。

放課後デイサービスの特徴を理解しよう

全国にある放課後等児童デイサービスの数は、1万件を超えています。
利用可能な地域に放課後等児童デイサービスは何件ありますか?

その中から、お子様に一番適したデイサービスを見つけるには、放課後デイサービスの特徴を知ることが大切です。

下記ツイートをご覧下さい。

この様に、利用することで得られるメリットもあります。

学習特化型

勉強面をメインに、伸ばしてくれる放課後デイサービスです。
時計の読み方・国語の読解・計算など、学習障害(LD)のお子様には、適している可能性が高いといえます。

学習といっても、学校の授業のように、みんなで同じことをするのではなく、個人個人に適した内容の学習を行ないます。

「宿題をやり遂げる」ことを目標にしているお子様もいます。

勉強の時間ばかりでなく、休憩もとります。
休憩時間には、ブロック遊びを通して、立体の学習につなげるなど、放課後デイサービスならではの、学習環境を用意しているところが特徴です。

運動特化型

身体を動かすことがメインの放課後デイサービスです。
体育の時間を想像するかもしれませんが、そればかりではありません。

音楽に合わせてジャンプしてみたり、指遊びや動作の真似をすることで脳を活性化させたりします。

マット運動やトランポリン、跳び箱、鬼ごっこなど、楽しんで体を動かすことができるようにプログラムされているところが多いです。

順番やゲームのルールを守ることも、発達障害児には難しいこともあります。
そういった、他の友達と遊ぶときに必要になる友達どおしのルールについて学ぶ機会でもあります。

総合型

学習や運動、社会のルールなどのカリキュラムを、曜日ごとに決めてある放課後デイサービスもあります。

買物ができるように、デイ独自のお金を使って買い物を経験してみたり、今日なにがあったか指導員と話すことで、人との会話が上手くできるように指導したりと、人との関わりが上手くできるようにする訓練もあります。

放課後デイサービスによっては、みんなで外出するイベント日を設けているところもあります。
電車に乗ることで、切符の買い方から電車の中での過ごし方など、大きくなるにつれて理解しておかないと社会で困ることなどを先読みして、練習させてくれるようなところもあります。

簡単な料理を作るカリキュラムでは、フライパンを触ると熱いことや、食べるときのマナーなどを学びます。

神奈川県横浜市の放課後等デイサービスアレッタWEBサイトへ
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静江
放課後等児童デイサービスアレッタでは、近隣の公園にでかけ、遊ぶこともよくあります。みんな楽しみにしているんですよ!
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浩二
アレッタの指導員は、子供たちが自分の意思で行動できるように、導いてくれるんですよね。

また、放課後等デイサービスに関する記事がありますので下記に記載します。よければ併せてご覧下さい。

そもそも療育とは?

療には「いやす」、 育には「はぐくむ」 という意味が込められています。

放課後デイサービスの療育は、子供が成長する過程で育まれる「自己肯定感」を多く体験させたり、苦手分野を理解することで、いやすことを目的にしています。

療育を早くから行うことで、自分を否定する機会が減少し「できる!」を様々な分野で体験することができます。

子供は成長し、いずれ社会に出ますね。社会で必要な常識や知識を学び、ストレス解消法を自分でみつけることができていれば、生きづらさを感じにくくなります。

療育の結果は、社会に出たときに発揮される本人の力に現れます。

社会で必要になる自主性について

社会に出ると、様々な自主性が必要になります。
例えば、判断力や責任感も自主性に含まれています。

自主性=自分の判断で行動する態度

引用元:三省堂 大辞林 第三版

仕事を始めれば、自分で起き、身支度をして出かけますよね。
責任感がないと、遅刻の原因になり、信用問題に繋がります。
職場では、役割を理解することが求められ、自分から仕事をする自発性も必要になります。

自主性というのは、小中学校の日常生活の場面で、繰り返し体験することで養われていくものです。

しかし、自主性を養う場面で発達障害児が直面する課題がとても多くあるのも事実です。
親や指導員が、課題をクリアするためのきっかけを投げかけ、サポートをすることで「できる」経験を繰り返すことができます。

社会に出るまでの時間は、あと何年ありますか。
その時間を有効活用し、子供の「できた」を増やし、自己肯定感を与えることで、自主性を身につけていきましょう。

まとめ

療育を早期に始めるメリットは、主体性を育てる時間が長くなることです。
子供が、大人になるまでの時間は限られています。

多方面の経験をすることで、柔軟に対応できる力も身に付きます。
これは、家族だけでなく、他者との接点が多いほど身に付くものです。

放課後デイサービスを利用することで、学校や習い事では得られないサポートが受けられます。
指導員は、親の困りごとにも、耳を傾けて一緒に考えてくれます。
お子様に合った療育を、早期にスタートしてみませんか。