今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。

今日のトピックは「発達障害10歳」についてです。

発達障害は最近耳にすることが多くなりました。

日常生活の中で忘れ物が多かったり学校でトラブルがあると、もしかしてうちの子も発達障害?と不安に思う親御さんもいるかもしれませんね。

10歳は子どもから大人へ近づいてくる年齢です。そして、発達障害を疑った場合に親御さんが知って欲しい発達障害のことや相談窓口などを解説したいと思います。

それは発達障害かも

10歳になると、子どもはからだもこころも大人になりつつある時期でもあります。

小学校高学年になると親御さんとの時間を過ごしつつも、徐々にお友達と時間を共有することが増えてくることが多いですね

そして、社会的なマナーや相手への思いやりなどを覚え始める時期でもあります。学校では高学年になり勉強する内容も複雑になりますね。

子どもに異変を感じたら

親御さんは子どもさんと生活したり、学校生活を見守る中でも異変を感じたり、心配することもあるかもしれません。

これってもしかしたら発達障害かもと不安に思うこともあるかもしれません。

下記の特徴がある場合、もしかすると発達障害の可能性があるかもしれません。

発達障害に見られる特徴の一部

・友達と仲良く出来ない(対人関係のつまづき)

・急に予定が変わったりすると混乱する、身動きが取れない

・相手の様子を気にせず、自分の話ばかりして止まらない

・宿題や課題に集中できない、気が散る

・忘れ物が多い

・落ち着きがない

・読むこと、書くこと、計算などが極端に苦手

(参照 厚生労働省|政策 発達障害の理解のために

その原因は、なんでしょうか?

それも以下をご覧ください。

発達障害はいくつかのタイプに分類されており、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害、吃音(症)などが含まれます。
これらは、生まれつき脳の一部の機能に障害があるという点が共通しています。

(引用元:厚生労働省|みんなのメンタルヘルス 発達障害

発達障害の原因は生まれつきの脳の一部の機能に障害があることにあります。

そのため、その子の特徴を「矯正」するのではなく「付き合う」と捉えて日常生活を工夫して過ごすことが重要です。

その環境を整えていくにはご両親は大切な存在です。子どもの発達障害を理解して子どもが過ごしやすい環境を整えていきたいですね。

そして、ご両親もご自身の休息を取れて、発達障害の専門の知識を持った人に相談できるようにご両親にとっても安心できる環境を整えていきたいところです。

発達障害の種類

発達障害にはいくつかのタイプがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

(参照:厚生労働省|みんなのメンタルヘルス 発達障害 発達障害情報・支援センター|発達障害を理解する発達障害に気づく

広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー症候群)

  • 会話の冗談や比喩、皮肉が理解できない
  • 暗黙のルールがわからない
  • 相手の気持ちがわからない
  • 他の子に関心がない、集団行動が苦手
  • 異常なこだわりがある
  • 臨機応変が苦手
  • 得意なことは何時間でも集中できる
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浩二
広汎性発達障害は1歳以降に発見されることが多いです。
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静江
同級生との人間関係を作ることが大変だったり、無理をしてストレスを溜めてしまう場合もあります。

こちらの動画は自閉症の経過がまとめられています。ご覧ください。

注意欠陥多動性障害(AD/ H D)

  • 落ち着きがない
  • 順番を待てない、話に割り込む
  • うっかりミスや忘れ物が多い
  • 集中し続けるのが困難で最後までできない
  • 物事の段取りや整理整頓が苦手
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浩二
障害が発見される時期は小学校在学中(7−12歳)が最も多いです。そして、この時期には多動や不注意が目立つことも特徴です。
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静江
注意欠陥多動性障害ですが、長いので難しそうに感じますよね。
多動性、注意力散漫、衝動性と種類が分かれています。
解説

多動性  
→例)おしゃべりが止まらない、待てない、ウロウロする

注意力散漫
→例)うっかりして同じ間違えを繰り返すことがある

衝動性
→例)約束や決まりごとを守れない、せっかちでイライラしてしまうことがある

下の動画では、発達障害を心配するお母さんと臨床心理士のやりとりがまとめられています。

そして子どもの様子の「どこからを障害と考えるのか」という点も参考になりますのでご覧ください。

学習障害(LD

  • 読む、書く、計算するなど特定の行為が難しい

どうして学習障害があると読むことが難しくなるのでしょうか?

それは、学習障害の人は私たちとは「見えている世界が違う」からです。次の動画を見てもらうとわかります。

「普通はできる」と思えるような宿題や読書であっても、学習障害を持つ子どもが同じことをしようとすると膨大な時間がかかったり、最後までできないという状況になりやすいのです。

学習障害の自覚がなかったり、周りに理解されないために友達にからかわれたり先生に誤解されたりすることも残念ながらあります。

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浩二
障害によるものなので「何でできないのか?」と責めるのではなく、他の方法があれば学習の方法(タブレットなど)も検討してみてもいいかもしれないですね。
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静江
学校の授業についていけずに発見されることも多いようです。発見時期は小学校低学年から高学年です。

知的障害を伴う場合も

発達障害は知的障害を伴うこともあります。

チック障害

自分の意思とは関係なく行う行為を意味しています。自分で止めることもできません。

成人までに症状が軽快することもあります。

チック障害は、運動チックと音声チックの2つに分類されています。

解説

運動チック
→まばたき、急に首を振る、顔をしかめる、などの素早い運動をする行為

音声チック
→咳払い、鼻を鳴らす、奇声をあげる、特定の単語を繰り返すなどの行為

トゥレット症候群

運動チックと音声チックの両方が一年以上続く重症のチック障害のことを意味します。

下の動画は、チックやトゥレット症候群について理解を深めるのに良い動画です。ご覧ください。

吃音症

口ごもったり、言葉の出だしが困難だったり、話が休止したりなど流暢に話ができない状態です。

発達性協調運動障害

WHOの診断ガイドライン「ICD-10」によると、全体的知能の遅れや、協調運動の発達の重篤な機能障害を基本的徴候としています。

動作ができないことにより日常生活に支障がある場合を発達性協調運動障害と診断されます。

協調運動とは

感覚と動作など、同時・連動してする運動(動作)のこと

→スポーツを思い浮かべるとわかりやすい

早期発見が大切

これまで発達障害を詳しく見てきました。

発達障害があると学校で友達と仲良くできない、先生に注意されたり叱られたりなど学校生活で苦戦する可能性があります。自己肯定感が低くなりがちにもなります。

発達障害が早期発見されていれば、適切な対応をとることができます。

しかし、発達障害を分からずに継続して学校生活を頑張り続けてしまった場合、心身症や学校不適応、社会不適応などの2次障害へと進展していくという経過をたどる可能性もあります。

(参照:厚生労働省|第一章軽度発達障害をめぐる諸問題

家庭でしたいこと

10歳になると学校で過ごす時間が多くなってきます。

でも、発達障害があると学校で同級生とうまくいかないことがあったり、先生に叱られたり注意されたりすることが多いかもしれません。

ですので、家庭では子どもが安心して過ごせるような環境を作ってあげたいですね。

家庭環境は大切

家庭環境は大切ですね。学校が生活の中心になってくる年齢ですが、家庭は子どもが毎日過ごす環境です。

具体的には、ママやパパが良い関係でいたり、楽しい会話をしてみたり、子どもが居心地がいい環境を築いてあげましょう。

子どもとの時間を大切に

親子の会話やコミニュケーションも大切ですね。

時間をとって、子どもの話に耳を傾けてあげてください。否定せずに穏やかな表情で聞いてあげてくださいね。

子どもと話すことによって、親が理解できることや気づきが増えるかもしれません。

子どもと会話したり一緒に時間を過ごすことによって、子どもの異変に気付いてあげることもできるかもしれません。

ここも大切

お手伝いをして一緒に過ごしてみましょう

できたことを意識的に褒めて自尊感情を育ててあげましょう

子どもに合わせて工夫

発達障害の特徴によって、日常生活や学校生活に支障をきたしている可能性もあります。もしかしたら、辛い思いをしているかもしれません。

その子の困りごと(忘れもの、集中できないなど)に合わせて、家庭でできる範囲で工夫してみましょう。

学校生活で困っている場合は、担当の先生に説明してみても良いかもしれませんね。

子どもを注意するとき

親の立場となると、子どもに「いいこと」「いけないこと」を伝えないといませんよね。

そうしたときに、注意したいことがあります。

  • その場で、簡潔に、わかりやすく
  • 顔を見て、穏やかにゆっくり話す
  • テンポの遅めの会話を心がける
  • 話に集中できるように環境を調整する
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浩二
ご両親の関わりはとても大切です。しかし、親御さんが頑張っても子どもにその想いが届かないこともありますよね。
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静江
そんなときには、ひとりで悩まずに専門の知識を持つ人に相談したり、相談窓口を知っておくことも大切です。

相談窓口について

発達障害があると、学校生活で困りごとが増えてくる可能性があります。

学校での出来事や家庭での様子など学校の先生と話し合って対応を決めていくことも大切です。

その他の発達障害について相談できる窓口は以下になります。

自治体の相談窓口

保健所、児童相談所に窓口があるので相談してみてください。

発達情報支援センター、療養施設

発達障害情報支援センターの窓口は全国に設置されています。リンクはこちらです。

受診や診断までには数ヶ月かかることが多いようです。

そして「今何に困っているのか」「相談したいことは何か」など考えておくと相談が円滑に進められます。

準備しておくこと

・母子手帳などの生まれてからの経過がわかるもの(生育歴)
・幼稚園、小学校や家庭での困ったエピソード
・その子の特徴など

(参照 発達障害情報・支援センター|こんなときどうする

放課後デイサービス

小学校に就学している子どもを対象に「放課後等デイサービス」という事業があります。

放課後等デイサービスは、支援を必要とする障害のある子どもに対して、学校や家庭とは異なる時間、空間、人、体験等を通じて、個々の子どもの状況に 応じた発達支援を行うことにより、子どもの最善の利益の保障と健全な育成を図るものである。

引用元:厚生労働省|放課後等デイサービスガイドラインについて

相談員の方が悩みなども相談に乗ってくれたり、アドバイスをもらえることもありますので相談されてみてはどうでしょうか?

施設紹介

発達障害を持つ子どもさんやその子どもを支えるご両親の負担は計り知れません。それでも、お子さんの健やかな成長を見守っていきたいですよね。

放課後等デイサービス・アレッタでは、横浜市を中心に、小学1年生~高校3年生の児童を対象に事業を行っています。

些細なことでも、どうぞお気軽にお問い合わせください。

まとめ

いかがでしたか。10歳はからだも心も大人になりつつある年齢で親子の関係も小さい時とは違ってくるので戸惑うこともありますよね。

さらに、発達障害かもと思うと不安もあるかもしれません。しかし、親御さんは発達障害を理解して、相談できる人を見つけて子どもさんをサポートする必要があるのです。

親御さん自身も大切です。しっかりと自分の休息もしながら必要なとき必要な相談ができるようにしていきましょう。