今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。

今日のトピックは「発達障害を抱える大人特徴」についてです。

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静江
「発達障害」と聞くと「子供特有」というイメージを持たれる方も多いと思います。
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浩二
現在は発達障害の治療を受けてる「成人」の方も多いのをご存知でしょうか。
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静江
この記事で分かりやすく解説していきます。

大人の発達障害とは

子供の発達障害と変わらず「生活に支障をきたす症状」を言い、職場などでの態度や行動に現れます。

  • 会議に集中出来ない。
  • 打ち合わせ中、話に割り込み会話を止めてしまう
  • 大切な資料を何度も忘れてしまう
  • コミュニケーションを取るのが極端に苦手の為、取引先と話が進まない
  • 資料作成時に計算が出来ない
  • 得意な仕事への取り組みは目を見張るモノがある
  • 1度集中すると、他の仕事が手につかない
  • 集中している時に話しかけられることを極端に嫌がる
  • 決まった手順で仕事が出来ないと気が済まない

など、通常の方でもありそうな出来事もあります。勿論、仕事に関する過ちは注意を受ける回数に繋がりますので、悲観的になりやすくストレスを溜めがちです。

失敗してしまった時は、「反省」「対策」などを行い次に備えるものです。障害を抱えた方も同じように取り組みます。それでも「障害」の影響により失敗をしてしまうことがあり得ます。

発達障害全ての方が全く同じということではありません。抱えている障害、その重度によって様々です。

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浩二
基本的に子供の発達障害と症状は変わりません。ですが、環境が子供と違う為、ひとつひとつの行動、言動に「責任」が伴う場合もあります。

発達障害とは

発達障害は生まれつき「脳の異常」により成長の偏りが出来てしまうことで、通常の人に比べ「出来ること」「出来ないこと」の差に極端な違いが出てくる症状を言います。また、成人になってから発達障害を発症するといったことはありません。

つまり、成人になって発達障害を抱えていたと知った場合、「今まで発達障害を抱えていたと知らずに生活していたと」と言うことです。

発達障害の症状は、大きく3つに分けられます。

  • ASD:自閉症スペクトラム障害・アスペルガー症候群
  • ADHD:注意欠陥・多動性障害
  • LD:学習障害

障害の特徴は抱えている人によって様々で、ASDだけを抱えている人もいれば、上の症状全てを少しずつ抱えている方もいます。

発達障害を抱えている人は、学校1クラスに1人ほどと言われ、発達障害グレーゾーン(発達障害ほど症状が重くはないが、強い個性を持っている)も含めるとさらに人数は増えていきます。

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静江
こちらの記事でも発達障害について解説しています。よければご覧下さい。

ASD:自閉症スペクトラム障害・アスペルガー症候群の特徴

主に「他人とのコミュニケーション」が苦手などの症状です。社会で働く以上、他人とのコミュニケーションは必須となる場面が多いですが、

  • 空気を読まない発言が多い為、相手を不機嫌にさせてしまう。さらにその理由も分からない
  • 相手の表情から「意図」を読み解くことが苦手の為、見当違いな返事になることがある
  • 他人と目を合わせることが苦手
  • 相手に合わせて仕事をするのが苦手

などがあります。他人との会話が苦手な為、孤立しやすく、理由も分からない為「自分が悪い」と悲観的になりがちです。

ADHD:注意欠陥・多動性障害の特徴

自分の衝動が抑えられず、行動してしまう症状です。また、注意散漫な部分から忘れ物が多い特徴があります。

  • 列の順番が待てない
  • 仕事上の課題、提出資料などを忘れてしまう
  • 大切な資料の場所を忘れてしまう
  • 注意散漫な為、物事に集中することが難しい
  • 会議中など同じ席にじっとしているのが苦手

などです。仕事上では納期など責任問題へも発展しかねません。また、じっとしていることが苦手なので「怠けている」と思われがちです。

LD:学習障害の特徴

書く、聞く、考える、話す、計算する、などの行動に極端な苦手部分がある症状です。

  • 聞いたことを頭で整理し、書くことが苦手
  • 簡単な計算が出来ない
  • 書類に書かれている文章を読むのに時間がかかる、また読み間違いが多い

などがあります。小学生で習う漢字や数字の計算が苦手だったり、カタカナ、漢字になると読めない文字などがあったりと、仕事に影響が出てくるほどです。

「障害」=「仕事が出来ない」ではない

障害の症状、特徴、重さは人により様々です。好きなことに関しては他を圧倒する集中力、知識で取り組む人もいます。障害を抱えた方でも社会で働いている方が数多くいるのです。

ただ、苦手な部分は極端に違う態度になったりすることもあります。ですので、周囲のサポートが必要となる場合もあるでしょう。

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静江
発達障害に対する周囲の「理解」「協力」が不可欠です。

「個性」と認識していた人が多い

発達障害者支援法が公布されたのは2004年。これにより様々な福祉支援サービスを受けることが出来るようになりました。実は「発達障害」が今ほど世間に認知され環境が充実しだしたのは、少し前のことなのです。

その個性、実は「障害」かも?

発達障害の難しいところは「発達障害」と診断されるまで、「強い個性」なのか「障害」なのか「外見では判断が出来ない」ところと言えるでしょう。周囲は勿論のこと、自分自身も「これが障害」と分からない為です。

上にも触れましたが、発達障害の支援が充実してきたのは最近のことで、それ以前から生活している方が数多くいます。勿論、発達障害そのものは昔からある症状ですが、

発達障害と知らずに「我慢しながら」生活している方が多くいると言えるでしょう。

職場などでも仲間と馴染めないことが多く、孤立しがちです。結果、仕事のストレスなどから精神障害を患ってしまい、病院に相談して検査したところ

「実は発達障害が関わっていた」ということもあり得ます。

「発達障害かもしれない…」「ハッキリさせたい」気持ちなどから成人の方で病院を受診する方が増えているのです。

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浩二
コミュニケーションや仕事上のやりとりなど、悩みを持っている方は沢山います。

2次障害の恐れ

2次障害とは、発達障害の影響により日々の生活に疲れてしまい、「うつ」「引きこもり」などの精神疾患を患ってしまう状態を言います。

発達障害は外見での判断が難しい為、「褒められる」ことより「注意を受ける」この方が多くなりがちで、悲観的な状態に陥りやすいのです。

支援機関を活用する

これまで記載してきた特徴を1つでも持つ方全てが発達障害と言うわけではありません。医師の診断、検査を経て、初めて「発達障害」となります。また、検査は長期に渡る為、初診のみで分かる内容ではありません。

さらに、現在では発達障害を完治させる治療法が見つかっていません。

社会に対する「適応力」を身につける訓練、治療を目的としています

支援機関

全国には様々な支援機関があるのをご存知でしょうか。

障害者雇用対策

厚生労働省のサイトにも様々な支援機関が記載されています。以下に1部を紹介していきます。

障害のある人が障害のない人と同様、その能力と適性に応じた雇用の場に就き、地域で自立した生活を送ることができるような社会の実現を目指し、障害のある人の雇用対策を総合的に推進しています。

引用先:厚生労働省

発達障害者支援センター

発達障害者支援センター

発達障害を抱えている方、そのご家族、または発達障害かもしれない方への支援機関です。生活、仕事上の相談や医療機関の紹介も行っています。

障害者就業・生活支援センター

障害者就業・生活支援センター

  • 発達障害と診断されたが、これからどう就職活動を進めていけばいいのか分からない
  • 「自分の抱えた障害でも対応できる職業って何だろう?」
  • 「今の職場のことで相談したいことがある」

など、仕事の相談、または職場での相談や支援を行っています。

医療機関は精神科を受診

発達障害者支援センターなどの支援機関で病院の紹介を行ってくれます。必ず支援機関を通さなければならないことはありません。医師に現在の状況、自分の状態などを詳しく説明し、適切な治療法を相談していきましょう。

治療によっては薬も処方されますが、完治させるモノではなく、症状を抑えたりするモノです。

まとめ

発達障害は「生まれつき」による脳の障害が影響していると考えれています。しかし、明確な理由は分かっておらず、その為、完治させる方法が未だ見つかっていません。

症状は人や症状の重さにより様々で、生活に支障をきたす症状を抱えた方が沢山います。

発達障害は外見からの判断が難しい為、周囲からは「変わり者」と思われがちです。その結果、「うつ」「引きこもり」などの精神障害を患う方も少なくありません。

自分が「発達障害かもしれない」と感じてしまう方もいるかもしれません。

まずは近くの支援・医療機関と今後の対応を相談し、少しずつ前に進めましょう。

1人で悩む必要はありません。