今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。

今日のトピックは「発達障害の人がSNS使うワケ」についてです。

今や、皆さんにとって当たり前の存在になっているSNS。

SNSは一般の方、経営者、芸能人、政治家など世界中で年齢や職業問わず利用しており、自分の意見や情報共有・拡散ツールとしても活用されています。

今回は発達障害の人スポットをあてて、SNSをどのように活用しているのか、実際に起こっているメリット・デメリットについて一緒に見ていきましょう。

SNS(エスエヌエス)とは?

SNS(ソーシャルネットワーキングワービス)の略語で、社会的なネットワーク(ソーシャルネットワーク)をインターネット上行うことができるサービスです。

友人・知人だけでなく、共通の趣味や考えを持つ一般人同士や、芸能人などと交流をすることが出来ます。

また、自分の考えや意見を発信したり、災害時の状況を情報を共有・拡散したりすることもできるコンテンツです。

世界中の情報を集めることができ、多くの人から共感を得たり、情報を発信してビジネスを成功させたりと、今や生活の一部となっているツールではないでしょうか。

LINE(ライン)

スマートフォンを持っている人にとっては一番身近なSNSではないでしょうか?

利用者は8000万人を超えており(2019年データ)、簡単にメッセージのやり取りができる連絡ツールです。

メッセージを見ると「既読」マークがついて安否確認などにも役立ちます。

メッセージの送受信のみでなく、スタンプ機能で気持ちを表現したり、電話番号を知らなくても、アカウントさえ知っていれば通話ができるなど、LINEを利用することで様々な連絡方法が可能です。

Facebook(フェイスブック)

本名での登録が義務化されているSNSツールです。

生年月日や居住地を登録するなど個人情報を登録することが可能であるため、信頼関係のある人同士やビジネスでのつながりで利用することが多いです。

また、Facebookページ上で個別にグループを作成することも可能で、共通の趣味を持った人たちと交流をすることも出来ます。

Twitter(ツイッター)

140字以内で発信することができる情報共有ツールです。

匿名での登録が可能で、動画や写真を添付することもでき、その手軽さから世界中で一般の人から芸能人や政治家も利用しています。

発信した情報が一気に拡散されることを”バズる”といい、批判的なコメントが相次ぐと”炎上”という状態が起こります。

”バズる”とは

buzzは英語で噂話でざわざわ騒ぐ、ざわつくなどの意味。
Twitterでは、短期間に大勢の人に広まったツイートのことを「バズる、バズった」という造語で表現されています。

Instagram(インスタグラム)

”インスタ映え”で有名な、写真に文字の情報を合わせて発信できるツールです。

写真をきれいに加工することもでき、見栄えの良い写真が多いことから、他のSNSより比較的華やかな環境となっています。

芸能人のプライベートや、テレビの裏側や他の芸能人との交流なども知ることができ、人気のツールです。

また、一般人でフォロアー数が多い人を”インスタグラマー”と呼び、影響力が強いことから、企業から商品宣伝依頼が来ることもあります。

Youtube(ユーチューブ)

長時間の動画を情報発信できるツールです。

インターネット環境があれば、いつでもどこでも会員登録無しで無料で楽しむことが出来るので、子供から大人まで人気のツールです。

一般の人が面白いと思った映像などを発信するのが主流でしたが、最近では時事や歴史、言葉の意味などについて詳しく知る学習目的、ライフスタイル、個人や専門家が得意なことなどを発信しており、さらに注目が高まっているコンテンツとなっています。

発達障害の人は何故SNSを使うのか?

では、発達障害を持つ人は、何か目的があってSNSを使っているのでしょうか?

もちろん、SNSをやるのに目的なんて特に無いという方もいらっしゃるでしょう。ただ興味があって始めただけ、友人がやっているからやってみようと思っただけという方が多いのではないでしょうか。

ですが、中にはアカウント名に発達障害であることを明記していたり、自己紹介の欄に発達障害であることや、ADHD(注意欠陥多動性障害)であることをあらかじめ提示している人もいます。

そのような方の多くは、自分が発達障害であるが故に、実際に困っていることを発信して、発達障害という障害について認識を広めたいという目的がある人も多くいるようです。

  • 発達障害だと、〇〇のような行動や考え方になってしまう
  • 発達障害だと、〇〇をすることが難しい
  • 発達障害と診断されたので、〇〇施設に通ってみた感想
  • 発達障害について障害者手帳を取得することにした 

など、健常者だけでなく、同じ発達障害を持つ人にも参考になるような記事や動画を配信している方もいらっしゃいます。

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静江
発達障害の当人のみでなく、発達障害の子供を持つ親やケアをする人同士の交流の場にもなっているようですね。
そのようなツイートを見つけましたので、ご覧ください。

発達障害の人がSNSを使うメリットとデメリット

発達障害の人が、発達障害であることを公表する・しないに関わらず、発達障害であることのメリットやデメリットがあります。

なお、以下の項目はあくまで一例ですので、すべての発達障害の人に当てはまるわけではありません。参考までに、ご覧ください。

メリット

  • 新たな交友関係を築きやすい
  • 発達障害によって生きづらい心情をSNSで吐き出すことが出来る
  • 発達障害で大変なこと、困っていることなどを共有できる
  • 発達障害者同士の交流の場となる
  • 発達障害で利用している施設や治療について情報交換できる 
  • 自分の特技を共有することが出来る など
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浩二
SNSを活用して良かったことについてお話されている人がいらっしゃいました!下にご紹介させていただきますね。

デメリット

デメリットとしては、”衝動性がある”、”曖昧な表現が苦手”、”すぐにカッとなってしまう”などの発達障害の特性が、時に人を傷つけてしまうという事例が発生しているようです。

  • 相手の事を深く考慮せず、思ったことをすぐに発信してしまう
  • 過剰に”自分は正しい”と思い込んでしまい発言が過激になってしまう
  • 文字情報だけでは、”場の空気を読む”ことがさらに難しく、相手を傷つけやすくなってしまう
  • 悪質なインターネット販売などを信じ込み、被害を被ってしまう 
  • 依存傾向にある人は、SNSを利用することでインターネット依存症になりやすくなる
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静江
承認欲求を満たしたい、注目されたいというためだけに活用してしまうと一気に炎上してしまうので注意が必要ですね。
以下のような意見もありましたのでご紹介します。

インターネット依存症とは?

インターネット依存症は、日常生活でやるべきことよりも、インターネットに時間を費やしてしまう状態になっていることをいいます。

時間を区切ってやめようと思ってもやめられない…そんな経験はありませんか?

まさに、分かってはいるけどやめられない、というやつですね。

インターネット依存症は、SNSだけでなく、インターネットゲーム、ネットサーフィンなどインターネット上で行う全ての行為を指します。

1996年にアメリカ心理学会で、「インターネット依存」の概念を提唱された世界でも問題視されている依存症です。

発達障害の人はインターネット依存症になりやすい?

では、発達障害の人はインターネット依存症になりやすいのでしょうか?

必ずとは言い切れませんが、発達障害という特性を見ると、比較的”依存性は高い”と言えます。

発達障害の特性として一部の人に現れる、”こだわり”、”反復性”、”依存性”などの症状から、インターネットに触れている時間が長くなりやすいという見解が一部あるのも事実です。

また、発達障害があるが故に、日常生活でうまくいかない現状を、インターネット上で発散するという傾向も高まっているため、インターネット依存症は増加傾向にあります。

インターネット依存症チェック

インターネットへの依存の度合いを判定するための「インターネット・アディクション・テスト(IAT)」というものがありますので、以下に一部をご紹介します。

・インターネットをする時間を増やすために、家庭での仕事や役割をおろそかにする
・インターネットをしている時間が長くて、学校の成績や学業に支障をきたす
・人にインターネットで何をしているのか聞かれたとき防御的になったり、隠そうとする
・日々の生活の心配事から心をそらすためにインターネットで心を静める
・インターネットをしている最中に誰かに邪魔をされると、いらいらしたり、怒ったり、大声を出したりする
・睡眠時間をけずって、深夜までインターネットをする
・インターネットをする時間を減らそうとしてもできない
・インターネットをしていた時間の長さを隠そうとする
・インターネットをしていないと憂うつになったり、いらいらしたりしても、インターネットを再開すると嫌な気持ちが消える

特定府営利活動団体アスク
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浩二
いかがでしたか?
上記のいくつかに当てはまる人は、インターネット依存症に近づいているかもしれませんね。

インターネット依存症で発生する症状

じっとして画面を長い時見続けていると、運動不足になるということはなんとなく予想がつくのではないでしょうか。

身体に起こる悪影響としては、

  • 体力の低下
  • 視力の低下
  • ストレートネック
  • 姿勢が悪くなる、巻き肩
  • 睡眠不足、睡眠障害 など

心や日常生活に起こる悪影響としては、

  • 感情のコントロールが難しくなり、抑うつや攻撃的になる
  • 誹謗中傷、金銭関係などのトラブルに巻き込まれる
  • 勉強や仕事など、やるべきことに支障が出る
  • 家族や友人と過ごす時間が少なくなり、コミュケーションが少なくなる

など、他にもさまざまな症状が現れ、生活に支障が出てきます。

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静江
歩きスマホや、ながらスマホへの注意を呼び掛けるポスターを町でよく見かけます。
便利で面白いコンテンツが沢山あるので、ついつい操作してしまいますよね。
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浩二
そうですね。インターネット依存症は現代の代表的な依存症の一つです。
かといって便利で早くて、今の生活には切り離すことが出来ないものでもあります。
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静江
依存症になってしまったら、対策法や治療法はあるでしょうか?
下の項目から一緒に確認していきましょう!

インターネット依存症の治療法は?

インターネット依存をなくすために、インターネット機器を触らせないというのは現代の生活ではとても難しいことです。ストレスのあまり他の依存症にもなりかねません。

本来の目標は、「インターネットを適切に利用できるようになること」です。

まず、個人でできることとしては、インターネット以外のことで楽しみを見つけるといいでしょう。

専門医による治療法としては、集団療法といって、インターネット環境がないところで、楽しみを見いだせるようなグループワークを行ったり、自分がインターネット依存症であることを仲間内で分かち合ったりする支援です。

また、認知行動療法的アプローチも有効です。臨床心理士という専門家による療法で、依存症だけでなくさまざまな心身症にも働きかけることが出来ます。

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浩二
認知行動療法については、以下の記事を参照してください。
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静江
インターネット依存症について参考になる本を下の紹介します!宜しければ読んでみてくださいね。

ネット依存・ゲーム依存がよくわかる本posted with ヨメレバ樋口 進 講談社 2018年06月07日 AmazonKindle

発達障害の人がSNSを楽しく利用するには

SNSを使うにあたっての、メリット・デメリット、依存症の危険性についてお話をしました。

では、発達障害の人はSNSをどのように楽しめばいいの?使わないほうがいいのでは?と不安に思う人もいるかもしれません。

もし、ストレス発散のためにSNSを利用しているひとがいれば、ストレスを解消するのは、SNSだけではないことも念頭に置いて、読み進めてみてください。

発達障害の人がSNSを楽しむためには、気を付ける点を以下にまとめました。

  1. 何のためにSNSをやるのか、振り返る
  2. 発言する前に今一度見直す
  3. アカウントを非公開にする
  4. 苦手なアカウントに対してミュート機能で見ないようにする
  5. 全てのコメントに対応しないようにする

1.については、どんな風にSNSを利用していきたいのか改めて考えてみましょう。

SNSは娯楽の一つで、誰かを傷つけたり攻撃をしたりするためのものではありません。自分がどんな欲求や気持ちがあってSNSをやっているのか客観的に知ることで、その後の発言にも変化が起こるのではないでしょうか。

SNS以外にも、散歩をする、土に触れる、簡単な運動やハイキングをしてみるなど、他にも楽しいことを探してみるのもいいです。

2.3.については、日頃うまくいかないストレスを言葉として吐き出すということは自由なことですし、気分が晴れることもあると思います。

ですが、その発言は誰が見ているか分かりません。思わず学校や会社に悪影響になることを発言してしまったり、知らない大多数の人を傷つけることもあるので注意が必要です。

もし、自分の気持ちを吐き出したいということだけが目的ならば、アカウントを非公開にして自分だけ、もしくは信頼できる人だけが閲覧できる状態をつくるのもいいでしょう。

4.について、心無いコメントをもらったり、不快なツイートを見るのは気分が落ち込みます。

そのようなアカウントがいる場合には、ミュート機能を使って見ないようにする方法があります。ブロック機能を使用すると、SNSによってはブロックしていることが相手に分かってしまうこともありますので、ミュート機能の方が安心です。

5.については、SNS上で起こる全ての事に対応しようとしない、ということです。

すべての人に当てはまるわけではありませんが、発達障害の特性の一つに”完璧主義である”人もいます。対応に追われて時間を削られてしまうと、それこそインターネット依存症に一歩進んでしまうのです。

あらかじめ「コメントに返信できない場合があります」、「皆さんのコメントは全て拝見しております」など、対応できないことについてあらかじめ配慮しておくといいでしょう。

以上がSNSを楽しむために注意しておきたい点でした。

日々のストレスを解消するのは、SNSだけではありません。今一度、なぜSNSを利用しているのか、したいのかを考えましょう。あくまで娯楽である点を踏まえて楽しんで使いたいですよね。

日々のストレスを解消するのは、SNSだけではありません。SNSに全てを求めずに、感情をコントロールする術を模索するもの良いでしょう。

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静江
以下に、ADHDの症状を前向きに発信されている方がいらっしゃいました。宜しければご覧ください。

まとめ

以上、発達障害のひとがSNSを使うワケや、発達障害の人がどのようにSNSを楽しむ方法についてお話をさせていただきました。

SNSを使用するメリット・デメリットについては、発達障害であってもそうでなくても、皆さんに共通する問題でもあります。

発達障害である自分の症状や特性を見極めて、何のためにSNSを利用するのか改めて考えてみることが、楽しく使えるコツです。

皆さんがSNSを楽しく使用して、日々の生活を前向きに過ごすことが出来ることを願っています。